数ヶ月前からここの前を通るたびに、可愛いアイコンが目についていました。
やけにセンスがある看板です。
バリらしい民家が、なにやらカフェになっているようです。
通り過ぎるたびにチラ見していたこのお店。
入り口のキモカワなオブジェをといい、ヒトクセありな予感。
近寄って黒板を見るとバリ料理みたいです。
洋食だと思ってたらインドネシアンなのか。。
でも、こういうオサレ系インドネシア料理のカフェって、
中途半端であんまり美味しくないのよね〜〜
ちょこっと雰囲気イマドキにして、お値段高めで、味は足らない。
そうなんじゃないのかな〜〜〜と、
見送って来ていました。
が!!違いました。
結論から言うと!ここ、めっちゃいいお店です!
朝からバタバタして、珈琲を飲んだキリで気がついたら夕方だったこの日、
空腹の限界に朦朧としてふらっとひとりで入りました。
時間的にお客さんは私だけ。
中は、まんま民家です。
流行のテーブルがあるわけでもなく、昔ながらのバリの民家のまんま。
オサレ系に改造したりしていません?
いい感じ!!なんだろう、ウブドのホームスティにありそうな。。
アーティステックで、素朴で、めちゃいい感じ!
ウブドにひとりで泊まりに来たみたい〜♫
イマドキの家具とか流行のお店の真似が無くて、木彫りがあちこち。
スタンダードなバリを味わえる面白いお店。
お祭りの祭壇になる場所や、サンガ(お供えを供える家の中のコンパクトなお寺)の前の席や、座敷席や、色んな場所に飲食席が点在しています。
なんとも味のある木の作品が所々に。
これだったら、珈琲飲みに来るだけで面白いかもなぁ。
ボサノバアレンジのカフェ音楽がボリュームいい感じで流してくれていて
落ち着きます。
東京で一時期流行った『民家カフェ』みたい。
お祭りの飾り物を置いたりする台の前にある席に座りました。
こちらのメニューから「Sate Babi+Nasi+Sop Iga」のセットをチョイス。
豚の串焼きと骨付き豚肉スープに白ご飯のセット(Rp.35,000)
フードメニューは
豚串(Sate Babi)、揚げ豚(Babi Goreng)、鶏BBQ(Ayam Bakar)、
揚げ鶏(Ayam Goreng)、骨付き豚肉のスープ(Sop Iga)、
そして、名物バリ料理アヤムベトゥトゥ(Ayam Betutu)や、
空芯菜激辛和え物(PlechingKangkung)、そうそうサツマイモご飯Nasi seroもあります!
特筆すべきは
サンバルソース(薬味ソース)を選べること。
サンバルマタ、ピーナッツソース、ブンブバリ、ブンブプレチン、
甘辛ソース、プニェットソースなど?
メイン料理は少ないけれど、薬味ソースをサブメインにして上手い事考えているお店です。
(Warung Saroのインスタより)
まずは迷わず「サンバルマタ」を選びました。
飲み物は『Es Teh Jeruk Nipis』をチョイス。
アイスレモンティーです。
ビンタンビールも冷えています。
ぼんやり待っていたら、飲み物がドーンときました。
笑!どっさり。
可愛いホーローです。(これJade Boxでも販売中のモノ)
なかなかカフェ感を出してきます。
味も美味しい?
セットが来ました!
掘っ立てワルンや、屋台とは違い、お上品に盛られているので
味は淡白だと思いきや、
おお!おいしい〜〜〜〜〜〜〜???
豚肉の甘みとサンバルの相性が最高です。
サンバルマタではなく、今日のはサンバルボンコッでした。
ここのお店は、なんと!
サンバルボンコッのチャベ(唐辛子)&塩を別にしてありまして、
自分で調合するので、辛み、塩辛さの調整が出来ます。
なので、辛みを少なめにしてご飯と一緒に食べる感じで、
あっちゅう間に山盛りサンバル完食です。
(もっとくれ〜〜〜)
全部食べられる薬味なので、味は少し控えめに作られているように思います。
主役の豚肉のサテ!
ポークベリーを使っているようです。
とろっと甘みがあって絶品です。
サンバルの辛さと、サテの甘辛さがご飯に合います。
(サテが焼けるのを見守る男子)
もれなく豚の脂身を揚げたせんべいがついてきます。
コレ、湿っていることが多くてあんまり好きでは無いのですが、
この日のはサックサクででした。
そして、そして!コレ、
イガバビ(骨付き豚肉のスープ)、ううううう旨い。
五臓六腑にしみわたる〜〜〜♫
これは日本人、皆好きな味。
超熱々!(バリではなかなか熱々に出会えない)この熱さが美味しいさ倍増させます。
どちらも、味がしっかりしていますが、
上品で、美しく作られています。
ご飯がパサパサだった以外は???
時々チビワンコが遊びに来ます。
夕方のバリ民家の中で、まったり過ごしました。
あ〜空腹地獄から満腹天国へ✨✨✨
満腹の次は、
(ポット入りアイスレモンティーが大量だったので)
トイレに行くかどうか葛藤がはじまりました。
こういう民家のお店は決まって、原始トイレ。借りるの億劫だし、家まで我慢しようかなぁ。。
と暫し悩んだ末、
決断し、いざトイレへ。
わ〜〜い!綺麗やんか〜〜!
しかもTOTO?
ここだけはお客様用に作られたみたいです。
トイレの奥の流木のオブジェ、猫っぽいの。なんかいいわ〜
トイレの入り口に妙なオブジェ。
お会計の場所は、ここの住人(オーナー)の応接間の前にあります。
なにげにオブジェを眺めていたら
会計スタッフが、
「これらはオーナーの作品なんですよ。
オーナーはアーティストのIda Bagus Putu Gede Sutamaです。」
「へぇ〜!そうなんですか」
「ちょっと待ってて、呼んできますよ!」
「えっ!!」(ああ〜〜〜呼ばなくていい〜〜長くなるやん。。。と内心?)
「残念!出かけてしまっていました。。。」
「ホッ」
オーナーの、イダ・バグース・プトゥさんの図録から
(多分写真は若い時)
もともとあったアンティークな流木などをそのままの形を生かして
彫刻をあしらって完成させた美術品。
趣深い、飽きのこない素晴らしい作品が掲載されていました。
企業ビルのロビーに似合いそうです。
私は存じ上げないだけで、多分有名な方なのだと思います。
普段はウダヤナ大学の教授をされているそうです。
サヌールのビーチの定番風景になるジュクン(船)の廃材(オール)を使った作品。
色んな意味でここのお店、いい!
日本からの友達にバリ島民家体験してもらうにも良いし。
イエス・アヤムに次ぐサヌールのリピート店みっけです!
お味も日本人の口に合うし、清潔だし!⭐⭐⭐⭐⭐
ビールもありますからちょい飲みにもいいですよ!
また通わせてもらいます♫
あ、クッキングクラスも開催しているそうです???
■Warung Saro
Jl.Daanau Tandakan No.10
12:00〜21:30(日曜日定休)
このすぐ先がカユ・マニスレストラン?です。
近くにワルン・サンタイもありますし、良いお店だらけです。