昨日(6月11日土曜日)州都デンパサールの中心部、レノンのラヤ・ププタン通りで盛大なパレードがありました。「第38回バリ・アート・フェスティバル」の開幕イベントです。
「バリ・アート・フェスティバル」は、インドネシア語ではPKB(Pesta Kesenian Bali)、ペー・カー・ベーと呼ばれるバリ島最大の芸術祭で、バリ中の舞踊や演奏、芸能、美術品が一挙にデンパサールの「アートセンター」で見られるイベント月間。
バリ島全域のバンジャール(町内会)からの選抜舞踊団に加え、世界レベルのプロの舞台や、インドネシアの他の島、海外の芸術集団も参加します。
1ヶ月間、毎日、アートセンターの敷地内の数カ所で、様々な芸術芸能を鑑賞できて、しかも入場無料!コレが凄い!

2時間くらいパレードの出番をまっている男の子達
さてさて、このPKBの素晴らしさはもちろんのこと、初日のパレードが必見なんです。
昼過ぎには通行止めのププタン大通りが、ローカル見物客でごったがえし、警察総動員で交通規制。
屋台が出て既に盛り上がっています。
私は、14時開始の噂を聞いてかけつけ、サテをつまみながら待つこと1時間あまり。

お祭りの必須の屋台(ここのは魚と豚のサテよ)
15時すぎに、ジョコウィ大統領を乗せたらしき車が目の前を通過してようやく、パレードが開始。どこに待機していたのか、ディズニーランド並みのピカピカの山車やらどんどん登場。(デカすぎて、近すぎて撮影できず)
ジェゴックの演奏のあと、つぎからつぎへと、各地方の楽団、巨大な山車を先頭に舞踏団の行列が続きます。鼓動に響くインドネシア楽器の音!

「移動式ガムラン隊」すごい〜!

「移動式宮殿ガムラン隊」感動!

フルーツはホンモノだから重いよ〜

いつもコレに慣れてるからみんな姿勢がいいよ〜

こちらはプルメリアの花びらを貼ってつくったナチュラル感がいい〜
バリ名風物詩「ゲボガン」というお供えを頭に乗せて運ぶイブ達も続々登場。
まっすぐ支えながら、パレード。笑顔は作れないくらい真剣。

フルーツとドドール(ういろうみたいなお菓子)も積んでるから、死ぬ程重いはず!笑顔がないww

シンプルだけど圧巻。。。
『ひや〜っ、綺麗!チャンティック!ビューティフル!』今年も来てよかった〜。

可愛い〜〜!誰がデザインしてんやろ?

この人ホント綺麗だった。似合ってた!

ヌサ・トゥンガラ州の各島々の民族衣装(結婚の儀)よ〜

この島にも行ってみたいな〜 絶対海が綺麗だろうな〜
東ヌサ・トゥンガラ州の島々から、はるばる。バリよりももっと素朴な南国情緒を体感。衣装のテキスタイルがシックな感じで、これもまた素敵。
音楽のリズムも違うし、顔も違う、多民族国家インドネシア。
ジョコウィさんも大変なんだろうな。
今年は、フランス人による巨大パペットも登場して、本気ではしゃぎ声をだしてしまった。
楽しい〜っ!
ガムラン楽団、ケチャのかけ声、バリ島中の民族衣装や、バリ島名物の「お供え物タワーを頭で支えて行列するご夫人」などなど、バリ島の魅力が2時間で一気に見られます。
『この人達、いつの間に練習してはるんやろ?』『巨大な山車はどうやって運んできた?』『衣装デザイナー天才?』『あ!いつものんびり昼寝してるあのおっちゃんも本気や!』感心、感激。
しかし、バリ島民は、日本で「大道具さん」になったらギョーカイで大活躍するのではといつも思います。ほ〜んと器用です!
ではではこの辺で✨(ブログオープニング記念としてパレードのネタでした)
PKB/バリ・アート・フェスティバルは毎年6月〜7月の間で1ヶ月間開催されます。
- 2016年6月11日(土)〜7月9日(土)
- 開催場所:Arts Center/Taman Budaya (Jl.Nusa Indah Denpasar)