嬉しすぎる達成感✨カユマニスサヌールのバリ料理クッキングクラス

私がバリ島に来るきっかけになったことのひとつにお料理がありました。
東京でインドネシア料理を習っていたことがあります。

20年位前、六本木にあった「ブンガワン・ソロ」という名のレストランが好きでした。
ランチ時は「ナシ・チャンプル」が頂けました。
葉っぱや花と色んなおかずを可愛く盛りつけた一皿をとても気に入っていました。
店員さんがマレーシア人だったのでずっとマレー料理だと思い込んでいましたが
そこがある日訪れると閉店していて?
あの珍しいお料理はなんだったのかな?
と、調べてみるとインドネシアの料理と判明。

ウェブサイトを閲覧するうちにインドネシア料理に興味が湧いて
「スレラクラブ」という料理教室にたどり着き、暫く通っていました。

昔バリ島に旅行で来たことがあったのですが、
その時はツーリストな食事で満足していたのか
インドネシア料理の特別な印象はありませんでした。
スレラクラブでいろんな食材をチャンプルして作るお料理が面白くなり
インドネシア自体にも興味が出て、ちょこっとバリ島へ。
民家で二日間みっちり教えてもらい
ひとりで市場へ買い出しからはじめて3時間かかってラワール(お祭り料理)を作って食べたら
それはそれは不味くて。。。自信喪失
。。。難しいんです、塩梅が!!

 

沢山の野菜や根野菜、スパイスを調合して作る複雑な味は
クックパッドのようにすぐに作れるものでは有りません。
『バリ嫁は凄い』という結論以外は私の腕には何も残りませんでした。

だけど、インドネシア料理への愛は一段と深まりました。

バリに住むことになってからは益々料理の種類を知り、益々味に魅せられましたが
食べるのはもっぱら外食になっていました。

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簡単なサンバルは、これを作ってスリスリして作り立てを頂いたりしますが
やはり、インドネシア料理は面白いんです。
そして美味しい!
ぱっぱと作れるようになりたいなぁ〜と思いつつ月日が経っていました。

 

そんな私に2018年の運を使い果たすような機会が訪れました。

お料理が美味しいホテルとして有名な
カユマニス・サヌールでのクッキングクラスのモニター依頼が。
なんと宿泊付き?

自宅からバイクで8分かからないホテルへ到着
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レセプションでお花を頂き、専属バトラーさんと
私の滞在時にスケジュールを打ちあわせたあと
2ベッドルームヴィラ「Gender」のお部屋へ?

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さっきまでバイクに股がっていたことが嘘の様!

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ハイティーの用意がはじまります?
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ハイティーの後、マンディしてプールサイドでのんびりしていると
我がヴィラのキッチンへ、キッチンツール、食材、バーベキューコンロ等が
セッティングされてきました。
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お料理教室は16時からはじまりました。

※実際のクッキングクラスは早朝に車でジンバランの市場へ買い出しに行きます。
市場を見学し、実際に素材を吟味して買うところから学びます。

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シェフ・ワヤンがマンツーマン指導
恐縮です?

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バリ島のお料理の基本の素材。
ひとつのお料理の調味にたくさんの自然食材を使います。

 

まず、基本のソースバリニーズペースト(Base Genap)を作ります。
このソースさえ作っておけば沢山の料理に応用出来ます???

野菜や根野菜、スパイスを細かくカットします。
使う素材は19種類!
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バワンメラ(シャロット)、ガランガル、ニンニク、ターメリック、ホワイトターメリック、
ショウガ、キャンドルナッツ、レモングラス、トゥラシ(海老の発酵食品)、コリアンシード、クローブ、べイリーフ・ローカル、ソルト、ホワイトペッパーホール、パームシュガー、唐辛子、ナツメグ、パームシュガー、ガーリック、胡椒、ココナッツオイル、ココナッツクリーム、ヴェジタブルオイル  ひぃ〜〜〜?

素材の処理や細かくする作業はなかなか大変?(必死の私)
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家庭やワルンですとこの石臼(チョベック)を使ってひたすらスリスリします。
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が、今回は、あ〜っという間にミキサーしてしてしまいます。
ゴリゴリ擂り潰して作る方が美味しいという言われもありますが
ミキサーを使っても良いというのであれば俄然今後も作る機会が増えそうです。
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ソテーパンでゆっくりソテーします。
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香りが立ちこめてきます。う〜ん香しい?
フランス料理と通じる!!
最後にベイリーフを入れてソテーって。。香草の使い方とかもフレンチな感じ。
この丁寧な丁寧なソテーが、ミキサーを使ったことを相殺するのように思います。

素材のひとつひとつに薬用があるので、これを毎日口にするということは
医食同源そのもの。
特に根野菜(ウコン、ガランガル、ショウガ、ホワイトターメリック)などを毎日食べているって凄い。
平均寿命は短いというけれど、私何度も100歳超えてるお年寄りにお会いしています。

バリ島のお料理、素材の処理や細かくする作業はやらねばなりません?
シェフは事細かにやさし〜く素材の特長を教えて下さいます。

出来上がったこの基本のペーストで
「チキンのサテ・リリット/Sate lilit Siap」を作ります。
鳥のつくねです。

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鶏を極細びきのミンチにしたものに
基本のペーストとバワンメラを刻んで揚げたものとこぶみかんの葉を刻んでいれます。

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竹を割って作った棒につみれを絡めてつけていき、
BBQコンロでこんがり焼き上げます
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魚のサテリリットはバリ嫁と二人で作ったことがありますが
基本のソースを一石鎚で擂り潰し、肉を石鎚で擂り潰して
竹を割って。。。大量に作って
ヤシの実の皮でいぶし焼き。原始人になった気分でした。
大変すぎてこちらも二度と作らないと思った記憶が。
だけど、これ大好物なのです。
こんなに簡単に作れるなら、また挑戦したい!!

 

あ、簡単と書きましたが、竹の棒につくねを綺麗に絡める作業、簡単ではありません。
竹の棒をくるくる回しながら絡める作業を教えてもらいましたが
私、超下手クソでございました。(皆、大笑い)
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今回は鶏肉のサテリリ(豚肉や魚肉でもよい)
焼きたての美味しいこと!!!
ワルンのナシチャンプルに乗っかっている冷えたサテとは雲泥の差です。

 

次は「Jukut Balun Mekuah」というスープを作ります。
ナンカ(ジャックフルーツ)は甘味の強いフルーツですが
未熟なナンカは様々なお惣菜に使われるポピュラーな食材です。
チキン、もしくはポークスペアリブ、ナンカ、バワンゴレン(フライしたシャロット)に
基本のバリニーズベースト、チキンスープストックで煮込むだけで・・・
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・・・美味しい美味しいスープが出来てしまいます。

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気長にコトコト煮込まなくてはいけませんが
凄く簡単!
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お次は「Pepes Be Jangki」
お魚のパテのバナナの包み焼きです

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ジャンキという鯛系の魚をミンチ状にして、基本のペースト和え、
さらに、ライム、魚の出汁、バジル、トマト、様々なハーブを細かくして和えます。
かなり手が込んでいます。

そして、バナナの葉で包みます。

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BBQコンロで蒸し焼きに?
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香しい〜〜〜〜✨

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出来上がりはホクホク〜
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深い深い味。ハーブが爽やかな、まるでフランス料理。
これは大変手が込んでいますから、私は今後作るかどうかは。。。

 

お次は、皆大好きサンバルマタ!
私もこれはしょっちゅう作りますが、カユマニスのレシピは庶民な作り方とはひと味違います。

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バワンメラ、唐辛子、大きい唐辛子(辛みが弱く旨味がある)、トゥラシ、塩、レモングラス、リモ(サンバルレモン)とおなじみの素材に加えリモの葉っぱを細かく刻んでいれます。
あと、レモングラスの量もふんだんに?
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細かく細かく細か〜く刻みます。(私は雑な滅多切りにしていました?)

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手から味が染み出るといいますが
ホテルの調理は清潔第一!手袋してしっかりしっかり混ぜ混ぜ。

胸肉をソテーします
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サンバル・マタと
ソテーしたチキンを細かく割いて冷ましたものと合わせます。

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見た目も美しい繊細な仕上がり〜〜〜〜!

最後は、デザートのカボチャのクレポン(Kekepon Waluh)です。
通常のクレポンはパンダンリーフという葉を煎じた緑色ですが、
カユマニスはかぼちゃを使います。

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米粉と蒸しカボチャ(漉します)を混ぜてお団子を作ります。
日本の白玉団子と似ています。
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オレンジ色が可愛いお団子の中に椰子糖を入れて丸めます。
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沸騰したお湯にパンダンリーフを入れて(香り付け)
白玉団子を作る要領で茹で上げます。
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最後にすりおろしたココナッツを絡めて、椰子糖シロップをあしらいます。
(これは一番簡単!早速自宅で作りました)
盛りつけも終わりました!
めちゃくちゃ達成感!うれし〜〜〜〜??

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いよいよ実食????

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まずはスープから一口と思いますが、
あまりにも美味しすぎて次に進めません。
基本のバリニーズペーストの味の深さを余すこと無く味わえる逸品です。

次にお魚の包み焼き、
手間ひまかけています。誰が最初に作ったのかと感心します。
バナナの葉っぱで包み焼き!
こんなエキゾチックなお料理を誰かに作って驚かせてみたいと思いました。
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さてさて、サテリリット!
繊細で上品!いくらでもいけます。

ペペスやリリットは昔、獲って来た鶏や魚をさばいて石臼でたたいて
たき火で作ってたんだなと思います。
バナナの葉や竹の棒、燃料はココナッツ。調味料は全て自然の植物。
想像すると益々面白いお料理です。
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鶏肉のサンバルマタ和えは、よく家で作るお料理ですが、
カユマニスのレシピは爽やかフレンチな感じ。レモングラスを大量に入れるのと、柑橘の葉っぱのみじん切りの配分が絶妙です。

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かぼちゃのクレポン
色味が可愛くて、カフェメニューのようです。
かぼちゃのおかげで舌触りがクリーミーで中から飛び出す椰子糖のおつゆがたまりません!

 

ユディさんのおすすめのこちらも追加。
三層豚肉のサテ!
ジューシー!!!ほっぺた落ちます?

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今回は、私は独りだったのでMr.カユマニスのユディさんが駆けつけて下さいました。
ヴィラでディナータイムに?
あ〜〜幸せ! ヴィラ内のオープンスペースのリビングで
ゆっくり語り合いながら頂くひとときは最高な想い出です。
(独りで食べることにならなくてよかった)
助けてもらいながら自分でも手をかけたお料理の美味しさは格別です。
ホテルのサービスを受けながらの優雅なディナータイムを過ごしました。

カユマニス・サヌールのレストラン、「Gong/ゴン・レストラン」は
隠れ家のようなレストラン。
宿泊者以外の方のご利用も多く、この日も満席でした。
高級なインドネシア料理店はいくつかバリにありますが、バリ料理に特化したレストランは稀です。
こちらのナシチャンプル美しく、ボリューミーでコスパ高いですよ〜
5つ星サービスのレストランのナシチャンプル!!超おすすめでございます!
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ナシチャンプルにはクルプックやサンバルもついてきます。
その他も確実に美味しくて雰囲気抜群のおすすめレストランです。

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カユマニスのシェフ勢揃い。(左から2番目がサヌールのシェフワヤン)
カユマニスのシェフ達はお料理に信念を持って切磋琢磨しています。
そのシェフの直伝のレシピを丁寧に伝授してもらえる贅沢なクッキングクラス。

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なんと!クッキングクラスの後に
こんな「修了書」とともに、カユマニスのロゴ刺繍入りエプロンや
インスタントの調味料のお土産が二袋!
(インスタントって!笑笑? シャレが利いています?)
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もちろん、作ったお料理の詳しいレシピも頂けます。プリントとCDーRで。
バリニーズの民家で習うと、分量は感覚でしたが
細かい分量も記されているので、同じ味が再現出来ます。
これは嬉しいですよね!

日本でなかなか手に入らない食材は他で代用することになりますが、
近い味は出せるはずです。(経験済)

バリ島のお料理を厳選された素材で丁寧に作ると
フランス料理の域だと思います。
味の深み、ソースのマジック。
まずは基本のソースを極めたら色んな料理の広がりがありそうです。

あ〜〜〜楽しかった✨

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カユマニスのクッキングクラス、
本当に楽しい、嬉しい、美味しい、充実したひとときでした。
旅の想い出、嫁入り修行、ホームパーティのテッパンネタ作りにいかがでしょう?
ご宿泊の方だけではなく、どなたでも参加出来ます。
修了証書、レシピCD-Rデータ、お土産付き


■予約制(2名から6名まで)

■場所:ヴィラ内(ご宿泊以外の方はヴィラが満室の際はレストランにて開催)
■行程
7:00ホテル出発 ジンバラン市場へ買い出しツアー
(素材について学びながら、市場にて材料のお買い物)約9:00ヴィラ戻り
・ランチタイムを選ぶ場合 クッキングクラスは10:00〜約13:00
・ディナータイムを選ぶ場合クッキングクラスは16:00〜約19:00
食事はヴィラ内の好きな場所にセッティングされ、サービスされます。
■価格
カユマニス・サヌール:IDR 1,950,000 ++ /カップル
※ご宿泊者以外も同額です。(ジンバラン市場へのツアーは有りません)
※ご宿泊以外の方はサヌールエリア送迎付きです。

 ●クッキングクラスは全カユマニスグループにて開催されています
カユマニス・ウブド:IDR 2.100.000 ++ /カップル
カユマニス・ヌサドゥア:IDR2.832.000 ++ /カップル
カユマニス・ジンバラン:IDR 2.080.000 ++ /カップルカユマニスのレストラン

Kayumanis Sanur Private villa&Spa
カユマニス・サヌールのクッキングクラスのご予約は
email kereservationsanur@kayumanis.com atau telepon ke 0361 270260.