バリ島のワインとパン事情 Hatten wineにて

バリ島のバリニーズは、バリヒンドゥを信仰しているけれど、インドネシアではイスラム教が主体なのでお酒べらぼうに高くお酒の大好きな人は色々と苦労しています。
ハッテンワイン(Hatten wine)はバリ島のワインのブランドで1994年に誕生。味はまだまだ微妙だけれど、毎日バリ島の中のレストラン&バー、ホテル、家庭の食卓を飾っています。
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日本ではワンコインで美味しいワインが買えますし、オーストラリアやフランス、スペインでは水のようにワインを飲むらしいですね。でも、バリだと輸入ワインは軽く3000円オーバー。だから、1500円くらいからのハッテンワインやプラガワインの存在は外国人に超〜〜〜貢献していると思います。
アレキサンドラや、スパークリングのジュプンとトゥンジュン(写真手前)はなかなか美味しいと思っています。お酒を語れない私の勝手な感想ですが。
お酒に弱い私も、ワインは家で飲みたいなと思うので、たまに買うんです。
やむを得ずコレ買うという意見も多いけれども、ちょっとした宴会の差し入れにも喜ばれるし、バリ島には無くてはならない存在なのです。

ハッテンワインのセラードア(The Cellar door)は、2016年6月にサヌールのバイパスに移転し、新社屋をオープン。
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葡萄はシガラジャ地方で栽培されています。こんな常夏の島で葡萄を栽培し、ワイナリーを作ろうと決めた人、ほんとに凄いと思います!

 

先日、ハッテンワインの会員向けのこんなイベントに招待してもらいました。
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「パンとワイン祭り」?!

ここは、うちの家からバイクで3分くらい。
そして美味しいパンにも飢えているので
「無料ですか??友達さそっていいですか??」
イベントの主旨も知らないまま、まっ昼間からワインと美味しいパンを頂きに。

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わわわ!お客さん(会員)は殆どがインドネシア人。(ちなみに80%がインドネシア人。その他はヨーロピアン、オージー。日本人は私とBBさんだけ)
いつの間にかワインは外国人だけのものではなくなっているのね!
翌日は、ホテル、レストラン業界者向けに開催というので、今日のお客様は皆さん個人会員ということになる。わぉ 😯

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おぉ〜2階のprivate dining roomは、パンのオンパレード。
ライ麦のバケット、ミラノグリシーニ、チーズスウィル、チャパタ、フォカッチャ、カンパーニ、ターキッシュパン、クルミパン、プロバンスのパン、ドルチェetc..きゃ〜〜〜〜〜〜?

「どんどん食って飲んでよ〜!」
と、もの凄い庶民的で早口でちゃきちゃきのMGウィダヤさんに案内されてシェフとご挨拶。

DSC_5556ドイツ人のパンマイスター、ジョセフさんがパンのひとつひとつを丁寧に説明してくださいました。
どれもちょ〜〜〜〜〜美味!日本で食べるヨーロッパパンの味!
いや、それ以上? 焼きたてです!
外側がパリっ、中はしっとり、粉の味がいい!
いや〜、バリ島に住んで、今までで一番美味しい。
バリ島でこんなに美味しいパンが食べられるようになったんだ!
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パンとともに食すパテやチーズ、オリーブ、ビーンズ、クルミ、いちじく、プルーン、ソース、そして美味しいオリーブオイル。オリーブオイルはちゃんとオリーブの味がする!

「何処で買えるの!?」と聞くと
「レシピのリーフレットをあげるから、これで作ってみて」
「なぬ?買えないの?」

このイベントは、PRANBANAN KENCANAという老舗サプライヤーが扱うインドネシアのブランドの製菓用の粉や材料を使って、これだけの味が実現できるというプレゼンテーションなのだわ!
ようやくこのパーティの主旨が分かった?

しかし、このバリの気候でもこんなに美味しいパンが出来るなんて!
バリ島に材料と、機械とマンパワーが揃ってきたってことね。。

パティシエならば、このレシピで再現出来るだろうから、明日開催のホテル・レストラン関係者向けのイベントは納得がいく。

私がバリ島に住み始めた頃(6年くらい前)は、臭いパンしかなかった記憶。おいしいパンは高級ホテルの朝食でしか賞味出来なかったように思います。

最近はフランス人の焼く美味しいパン屋さんが出来たり、ローカルのベーカリーのグレードもぐんと良くなった。
以前は日本帰国時やシンガポールでパンの食いだめをしていたけど、いつの間にかそこまでしなくても大丈夫なレベルになっている。素材と流通が進化している〜〜✨
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このお料理美味しかったぁ〜〜。肉がウマ!!!ワイン煮込み。ローカル牛もこんなに柔らかくてジューシーだったなんて。そうそう、バリ島牛(サピバリ)は美味しいんですよね。?

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Aromaのハムもめちゃくちゃ美味しい?
Aromaはインドネシア人のブランドで、スーパーには必ず置いてある肉食加工品の最大手(ドイツ資本のmama’sと並んで)。
ドイツ仕込みというのが頭をよぎって、いつもmama’sを選んでいたけれど、Aromaのハム、なんと激ウマ!凄いじゃないか、インドネシアブランド✨✨

あと、チーズ。
スーパーのチーズ、ほんと美味しくない。チーズではないよ、あれは。
しかし、このチーズは美味です。Green Valleyというブランド。これは輸入なのかな?

粉のブランドはPearl Flour Mills。ここはアジア最大の製粉所のようです。各パンの性質によって種類に細分されています。ビスケット、や各種ケーキ専用の粉も!
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お菓子やパンを作りたくなってきます。

最近はスーパーで、粉の漏れない包装の普通の小麦粉が買えますが、少し前は、封を開けていないのにどこからか、白い粉が吹き出るような包装の小麦粉しか有りませんでした。w
ホテルは粉を輸入の粉を使っているのだと思っていましたが、
粉は大事ですものね。パスタや、オリーブオイルはスペインのBORGESブランドのものでした。どうりで美味しいわけだ!今度はこれを探してみよう。(これはインドネシアブランドではなく直輸入品です)

DSC_5573 (1)コーヒーは、話題のQuintino’s Coffee。インドネシア各地のプランテーションと契約して旬のフレッシュな豆を焙煎。
インドネシアのコーヒーは世界的に有名ですもの、ここのインスタントペーパードリップは、日本へのお土産に選んでいます。最近Qteaというブランドで紅茶のシリーズも発売になったそうです。

ワイン、コーヒー、肉、野菜、フルーツ。バリ島は自然の恵みの宝庫。
世界中のバリ島を愛する人からレシピと技を吸収して、どんどん成長しています。世界中の人が訪れたり、移住したりする上で、どんどん切磋琢磨されています。インドネシアンブランド、やるじゃん。???

もちろん主役のワインのカウンターは大忙し。当たり前だけど皆ワイン好きなんだな〜
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ワインの味ですが、「アレクサンドラ」は飲みやすくて、爽やかで美味しい!!おすすめ!!
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久々にアガレッド(赤ワイン)を試したけど、これは駄目。カルキ臭い(ごめんなさい)ハッテンワインは「Two Island/トゥーアイランド」というブランドも持っていてこちらは葡萄をオーストラリアから輸入しているので、味も一段落上です!
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ハッテンはDewi Sriというブランドでアラック(バリ島の焼酎)も出していて、人気だそうです。こちらは、日本へのお土産におすすめですね。アラックはハッテンのものに決めて購入されることをおすすめします。(酒造会社以外が作った危険なアラックが出回ることがあるので)スーパーのお酒売り場に置いています。もともとアラックの酒造がハッテンワインを立ち上げたのだそうです。

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駐車場も大きく、豪華なハッテンワインのセラードア、イマイチその存在価値が不明だったけれど、バリ島に星の数程ある、そして増え続けるホテル、レストランへ向けて、バリ島産のワインをセールスプロモーションするための拠点として無くてはならない存在なのですね。

2階フロア(private dining room)では、予約制で(二日前まで)ハッテンワインと共に食すフランス料理を本格的に味わうことが出来きます。
調度、設備、ワイングラスもワインのために最高クオリティのものに拘っています。ハッテンワインの商談や、ワインセミナーなども開催されています。
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ディナーテーブルのすぐ前に調理台があり、目の前で調理され、出来立てのお料理をサービスされます。
DSC_3200こちらはパティオ。こちらでもワインを頂きます。

1階(wine lifestyle boutique)では、ワインのテイスティングの上、購入ができます。
ワインにまつわるグッズも少しだけ販売しています。
ワイングラス、ワイングラスをキャンドルスタンドに変えるシェード、ワイングラスマーカー、ワインのジャム、ワイン石鹸など。
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DSC_3175これをワイングラスにかぶせるとランプシェードに。

DSC_3168ワインと葡萄とお米で作った石鹸Rp.30,000

でも、このハッテンワインのセラードアは正直、ショールーム的な場所です。ツーリスト向きではありません。交通費を考えれば、ハッテンワインのご購入はスーパーマーケットでの購入でよいのかな〜と思います。

ご参考までに、こちらの価格で販売。(2017年2月現在)
会員になると、さらにこの販売価格の10%オフで購入出来ます♪
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毎日飲む方やパーティ時は、カートンで買うのがよいですね。

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この後ろ姿はハッテンのワイナリーにてワインを作らている方(オーストラリア人のジェームズさん)。おいしそうにテイスティング。自分の作ったワインを飲むなんて幸せなことですよね。

サンセットが美しい素敵なレストランが多いバリ島にはワインが似合います。まだまだ輸入ワインの方が美味しいですが(ごめんなさい)、これからもずっとハッテンし続けて、バリ島で重宝されていくことでしょうね。
美味しかったです!ごちそうさまでした✨


■Hatten Wine
Jl. By Pass Ngurah Rai no. 393, Sanur
9:00~20:00

メヘンディ(ヘナタトゥ)を体験してみませんか?
バリ島でメヘンディ(ヘナタトゥ)のお仕事を7年あまりやらせて頂いています。 インドのモチーフや生地が好きで、エキゾチックな世界観に魅せられています。 バリ島という土地柄、欧米のお客様、バリ、インドネシアのお客様とメヘンディの時間を過ごす時間を楽しんでおります。 どうぞお気軽にお問い合わせください。
イベントサヌール
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